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移住相談員スキルアップ研修 vol.1~悩みを共有しながら、相談技法を学ぼう!~

【実施日:2014年10月17日】

 「相談」とは、話せばいい。聞けばいい。誰でもできる。

 だから“軽く”とらえられがち。

 

でも、すべては「相談」から始まります。

 

人が、迷ったとき、困ったとき、不安なとき、悩んだとき、何かにチャレンジしようとするとき、決断するとき などなど1人として全く同じ相談はなく、人の“想い”を1人ひとり受け取るという「相談」を業務とする「相談員」という仕事は、実は“軽くない”そして、専門性が必要な仕事です。

 

「移住相談員」も「相談」を業務とするので例外ではありません。

 

移住希望者に空き家を紹介して終わり、ということはなく、

 

『移住希望者』からは海のそばがいい(家の場所)、家は畑付きで(物件)、近所の人はどうか(地域情報)、行政支援はあるのか(行政情報)、仕事はあるか(仕事情報)などなど「住む」と「働く」という「暮らし」に関わるありとあらゆることを聴かれます。

 

『地域住民』からは、空き家を貸したい(物件情報)、入れるなら若者がいい(入居条件)、貸した家を返してほしい(入居後トラブル)などなど移住者を受け入れた地域の方々からも色々な想いを聴きます。

 

さらに『行政担当者』からも移住者を増やしたい、空き家を減らしたい移住者に空き家を貸す地域住民を増やしたい、移住者の移住後のフォローをして定住させるようにしてほしいと、業務ミッションを受けます。

 

ときには、移住者と地域住民とのトラブルに呼び出されたり、相談にのって移住した人が、うまく暮らせてるか心配になったりと、まじめに仕事をすればするほど、気苦労が増えてく仕事でもあります。

 

このように様々な人の想いを聴いて、人と人の想いの間に挟まって業務をしていかなければいけない「移住相談員」という仕事は、本当に専門性を求められます。

 

 

しかし、「移住相談員」を取り巻く環境は、その専門性が確立され世の中に認められているわけでもなく、ノウハウ・スキルを学ぶ研修があるわけでもなく、相談員の相談を聴いて、ケアしてくれる人がいるわけでもなく、厳しい環境の中で、独学で経験を積み重ねていく必要があるのも現実です。

 

けれども、移住促進の取り組みが高知県内各地で行われる中で、県内の「移住相談員」の数は増えており、このことは「仲間」が増えているという風にも捉えられると思います。

 

 

そこで、嘆いても始まらない!ということで「移住相談員」同士集まってお互い悩みを共有しながら、社会福祉の分野などで確立されている『相談技法』(基本的な考え方)を学び合える研修会を開催したいと思います。そして、今後も継続的に開催していきながら「移住相談」の経験やノウハウをみんなで蓄積していきたいと考えていますので、移住相談員のみなさん、ぜひご参加下さい。

開催概要

【日時】

10/17(金) 受付=13:00 開催=13:30~17:00

【場所】

四万十町東庁舎・会議室(詳しくは申込まれた方にお伝えします)

    http://www.town.shimanto.lg.jp/life/detail.php?hdnKey=1327

【対象】

●移住相談業務を試行錯誤しながら行っている方

●移住相談業務をこれからはじめようとしている方

●研修中に他の参加者が話したことを口外しない守秘義務を守れる方

●移住相談員以外でも、地域で相談業務を行っている方も歓迎します

【参加費】

1000円

【定員】

20名(定員オーバーする場合は抽選させて頂きます)

【内容】

▼オープニング

▼ひとりひとりが内面をみる、セルフカウンセリングの時間

▼シェアする時間(相談員の話す・お聴きする、を体験する)   

▼全体ディスカッション

▼講義「相談とは」

▼クロージング

※参加者の状態に合わせて、内容・進め方を変更していきます。

参加申込方法

★10/16(木)12時までに、以下の必要事項を記入の上、office@inaka-pipe.net へメールお送り下さい。

 □氏 名:

 □所 属:

 □性 別:

 □年 齢:

 □住まい:

 

 □緊急連絡先:

  ※携帯番号などあれば記入ください

 

 □相談業務経験:約  年(  ヶ月)

 □この研修会で知りたいこと・学びたいことは?

 □終了後の懇親会への参加(会費制): 出席 ・ 欠席

 

 以上の項目について、ご記入頂き、メールください。

講師・進行

◎池澤良子 氏  相談員・ファシリテーター ワークショップ企画

 http://blog.livedoor.jp/ikezawaryoko/

 

 2000年-2012年 東京ボランティア・市民活動センター相談専門員

 NPO・ボランティアグループなどの市民活動団体スタッフや市民か

 らの相談を担当。移住先、移住受け入れ先の相談も多数受けていた。

 センターに寄せられる年間1万件を超える相談を元にNPO運営や市民

 むけの講座の企画・運営、情報誌「ネットワーク」において

 「ききマネ~みんなでききあうNPOマネジメント~」を執筆。

 

 91年 明治学院大学社会学部社会福祉学科卒業

 91年 国際厚生事業団プログラムコーディネーター

 97年 DVシェルターNGOボランティアスタッフ(USA)

 2000年 NPO法人女性の安全と健康のための支援教育センタースタッフ

 高知県高知市生まれ、2012年6月より高知県高知市へ25年ぶりに移住

 

◎佐々倉玲於 氏  一般社団法人いなかパイプ

 

 1978年高知県幡多郡大月町生まれ。学生時代より沖縄にてNPOを立

 ち上げ、参加型の話し合いの場(ワークショップ)の企画・運営や

 ボランティア・市民活動支援などまちづくりに関わる事業を展開

 してきた。2009年5月より住まいを高知・四万十町に移し、地元

 高知で活動を始め、2010年11月には『一般社団法人いなかパイプ』

 を設立。農山漁村の地域事業者を支援し雇用の場を増やしながら、

 都市に暮らす若い人財と「いなか」をつなげる事業を展開している。

主催・問合せ・参加申し込み

【主催】高知家移住促進プロジェクト(担当:「地域との関わり」Bグループ)

【この研修会の問合せ・参加申込】

 一般社団法人いなかパイプ office@inaka-pipe.net

  http://inaka-pipe.net/inaka-pipe/    Tel/fax:0880-28-5594

 〒786-0534 高知県高岡郡四万十町広瀬583-13