NPOに関わる人々
NPOに関わる人々
NPOは、一人ひとりの自発性に支えられている組織といえます。
NPOにとって「人」はもっとも重要な資源であり、様々な人々が想いやチカラを発揮していくことが、組織活動の活性化につながります。
NPOにはどのような人々が関わっているのか、その主な種類や特徴をまとめました。
NPOが、様々な人々に関わってもらうためには、組織目的や活動に賛同、共感してもらうことが必要で、そのための情報発信などの工夫が必要です。
構成メンバー
会員
組織目的や活動に賛同し、組織に入会した人々です。運営や事業に積極的に参加・参画している組織もあります。
【一般的な会員種類】
正会員(総会で議決権を持つ会員)、賛助会員(事業を賛助する会員)
理事・運営委員
組織の管理・運営・経営を担う人々です。法人は理事という名称、法人以外の任意団体などは、運営委員という名称を使う場合もあります。
組織目的を達成するための方針や戦略を考える役割を担います。組織によっては、積極的に資金調達や人材発掘、事業のプロジェクトリーダー役を担っている場合もあります。
監事
組織の財産と理事の業務執行を監査する役割をもつ人々です。
事務局
総会や理事会、運営委員会などで決定された事業の運営、調整を行うほか、会計処理や業務報告などを行う人々です。
組織によっては、積極的に組織の方向性や事業計画などの提案、会員やボランティアの活動調整役を担っている場合もあります。
有給職員を配置している組織もあります。
支援者
ボランティア
組織の運営や事業を支援している人々です。
イベント等の事業実施時への関わり、ホームページ作成や会計処理などの組織運営への関わりなど、組織によって様々です。
寄附者
組織目的や活動に賛同して寄附してくれる人々です。
定期的に小口寄附をしてくれる場合や、単発的に大口寄附をしてくれる場合もあります。
顧客・対象者
組織のサービスを受ける顧客や、活動の対象となる人々です。福祉サービスの利用者、図書館の来館者、講座の参加者などです。
顧客・対象者の中には、組織目的や活動に賛同して支援者や構成メンバーになってくれる人々もいます。